コレクション一覧
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ISI Institut Seni Indonesia, Yogyakarta インドネシア国立芸術大学ジョクジャカルタ校 記録メディア学部大阪市立大学文学研究科都市文化研究センター(UCRC)では、インドネシア国立芸術大学と学術交流協定を結び、共同研究・学術交流を進めている。ジョクジャカルタ・サブセンター インドネシア国立芸術大学ジョクジャカルタ校は、1984年に創立されたインドネシア有数の芸術に関する教育機関であり、その前身は1950年創立のジョクジャカルタ芸術教育アカデミーである。同校は、視覚芸術学部(美術・工芸・デザイン)、パフォーミング・アーツ学部(舞踊・伝統音楽・影絵・劇場など)、記録メディア学部(写真・テレビ)の3学部を擁する。 当サイトで公開されている作品は、同校記録メディア学部テレビ学科(FSMR-ISI)の学生およびスタッフの作品である。UCRCとISIとの学術交流、ジョクジャカルタ・ビデオ・プロジェクト(2003-2004年)によって日本語字幕版が制作された。 |
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Cafe Broadcast "Terere" Osaka カフェ放送てれれ 大阪「カフェ放送てれれ」とは、市民や学生らが制作した短編ビデオを、文字通り「カフェで見せる」、大阪に拠点を置いた非営利活動である。「てれれ」は南米パラグアイの言葉で「お茶の時間」の意味。下之坊修子ら、ビデオ工房AKAMEのメンバーや、関西在住の映像制作者が中心となって、自主制作ビデオ作品を集め、2003年1月から活動を開始した。2006年1月から、下之坊修子を中心に「映像発信てれれ」というグループを立ち上げ、活動を拡大。大阪・阪神間、名古屋、東北、九州のいくつかのカフェ(飲食店)を拠点に、それぞれの場所で1~2ヶ月に1度ずつ、60分ほどのビデオ作品上映会を行っている。1度に上映される作品数は10本程度で、作品の長さは10分以内というように定められている。視聴は無料だが、上映会場は喫茶店やレストランであるため、何かを注文し、飲食しながら視聴する仕組み。てれれが最も重視しているのは、制作者と視聴者の「顔の見える交流」、「一方方向ではないやりとり」にあるという。 2003年以降、カフェ放送てれれで上映された作品は、年平均100、延べ300を優に超える。各年の人気作品は「てれれセレクト」としてビデオにまとめられ、購入可能である。2005年からはケーブルウエスト(大阪セントラル)局において、パブリック・アクセス・チャンネルとしての「市民チャンネル・てれれ」を開設し、15分番組の形式で毎日定時に作品上映を行っている。また、てれれ独自のビデオ制作講座等を実施し、その作品上映の場としても活用されている。 当サイトで公開されている映像作品(2005年分)は、てれれセレクト・ジョクジャカルタ版として、ジョクジャカルタ・ビデオ・プロジェクトの際に、2004年1月にジョクジャカルタで公開されたものである。それ以降てれれで公開された作品についても順次、公開していく予定である。 |
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MediACT, Seoul, Korea メディアクト ソウル「メディアクト(The Media Center MediACT)」とは、韓国映画協会と韓国インデペンデント映像協会によって運営されている新しいタイプの非営利的文化施設である。2000年2月に設置が議論され始め、2002年5月に開設された。同施設はソウル市庁舎にもほど近い都心に位置し、教育設備や教室、映像制作に必要なすべての機材が揃っている。その講座は、映像制作に関心を持つ市民や学生に広く提供されている。
メディアクト設置の目的は、パブリックアクセス構造の推進、インデペンデント映画の活性化、メディア・リテラシー教育の充実にある。それらの活動を通して、地域メディア民主主義の実現をめざそうとするものである。メディアアクト(MediACT)とは、メディア・アクセス・センターとメディア・アクティビスト・センターの2つの言葉から来る合成語。 メディアアクトHP(韓国語サイト/英語サイト)より抜粋 メディアクトの運営にかかわる韓国インデペンデント映像協会(the Association of Korean Independent Film & Video)では、韓国内のさまざまな集団・個人が制作したインデペンデント映像作品の年次カタログを発行するなど、インデペンデント映像制作の活性化を進める活動を行っている。その他、期間限定ではあるが、「ソウル・インデペンデント映画祭」の受賞作品をウェブで公開している。韓国映像資料院と共催。 また、「インディー・シネマ」でもウェブ上映を視聴することができる。 本サイトで公開する映像は、メディアクト受講生制作の作品を提供してもらい、カフェ放送てれれで放送したものである。日本語字幕版は、すべてカフェ放送てれれの協力によって制作された。 |
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Video by Research 研究者の作る映像この映像コレクションの新カテゴリーは、2006年度から新たに追加されるものである。「研究者の作る映像」の用途や目的はさまざまであるが、基本的に、文化の記録・収集を目的とし、研究や教育のために作成された映像作品、という共通項において掲載している。UCRCエスノグラフィック映像コレクションの研究協力者として、当コレクションの趣旨に賛同いただいた方々に映像提供をお願いし、2006年度の公開が実現した。 *作品提供・公開について、詳しくはこちら それぞれの映像制作者たちの専門領域は、社会学、地域研究、映像人類学、メディア人類学、宗教学、アート、メディア・リテラシー教育などであり、インド、インドネシア、エジプト、ガーナ、カメルーン、ウガンダなどの諸地域をフィールドとした作品の公開を予定している。それぞれの作品には、制作者プロフィールのほか、制作者からのメッセージや作品解説が付けられている。映像とともに参照願いたい。 |