大阪毎日新聞：新聞広告

箱番号＋整理番号
PP314-019
発行主・広告主
（大阪毎日新聞）
・参天堂
旧蔵者
萬年社
内容
新聞広告スクラップ
内容日付／文字情報／備考
1935/00/00 大毎スクリーン応用図案競技応募作品 大学目薬
―眼科専門―
医学博士　河本軍次郎氏
医学博士　小玉龍藏氏
医学博士　吉田義治氏
医学博士　山中崔之氏
医学博士　豊田正達氏
―推奨―

惜しや明眸…紫外線の禍
海人　山人　目を護れ！

大自然の熾烈な紫外線！その防止薬効を専有する「大学」

忘れな君よ　目の護り！

涼しい目となる
大学目薬
痛まず　しまず　心地よく効く

紫外線は目にだけ有害
海・山・に於ける
その防止方法と治療法
太陽光線中、目に見えない光線（不可視光線）として赤外線と紫外線とがあることは世間周知の事であるが、この紫外線は人間の皮膚の養ひに無くてならぬ光線であるのに、目にだけは非常に有害な作用をするのである。高原療養或はレントゲン療法などの際茶色の眼鏡をかけるのも目に紫外線を避ける為である。紫外線は空気清澄の場所、即ち海浜、大洋、山岳地帯に於て特に強い。従つて、終日強烈な陽光を浴びる登山家や、ギラ〱白砂の照り返しを受ける海水浴客は気づかずして実は少らぬ被害を目に受けている、あとで目が痛んだり充血していたりしたら、それはもう相当以上の被害である。
紫外線防止の目薬は数年前独逸で始めて発明されたが、アルカリ性のために副作用を起し医療に添はなかつた、日本では始めて大学目薬が、ウルビオレギンを配剤して有効無害な紫外線目薬を完成して之を専売特許とした、その作用は実に左の写真の示す通りである

大学目薬の紫外線吸収率
即ち写真のＡは、太陽光線を分光器にかけて撮影したスペクトラム写真で、縦の白線が紫外線の感光であるが、同時に、同様に大学目薬を通して撮影したものはＢの通り紫外線の有害波長は殆んど悉く薬液に吸収されて感光していない（註=写真の下方程露出時間が多い、横白線は其露出段階）

紫外線スペクトラム写真

大学目薬は単に紫外線防止作用を持つのみでなく、眼病を癒し、目を強く美しくする極めて強い効力を有する故に、海へ山への前に用ふれば紫外線防止となり、後にも用ふれば回復、治療となる。又、都会にあつては紫外線は弱い代りに色々の人工光線によつて常に目は虐げられている故に、十分自覚して己が目を愛護する人は、毎朝大学の点眼を実行することにより視力の衰退を喰止めることが出来るのである。

適応症
結膜炎　角膜炎　麥粒腫　ほし目　凝り目　疲れ目　血目　雪目　光線眼炎　トラホーム　やに目　打ち目　はやり目　なみだ目　たゞれ目　かすみ目

大学目薬定価
大学目薬と大学洗眼薬
二種一箱入の定価
人造鼈甲　ケース付
一瓶入　三十銭
二瓶入（ケースは一個）　五十銭
補充用特大瓶付（〃）　一円
ケースなし
小瓶　二十銭
大瓶　三十銭
徳用　五十銭
小児用　二十銭
大学洗眼薬定価
十錠　十銭・廿一錠　二十銭

けさも点眼・いつも健眼
大阪北浜　参天堂株式会社
資料形態
大型古資料
高さｘ幅（mm）
510x390
物理媒体／状態
・広告のみ切り抜きのため日付不明
・下部折り込みあり
・資料に破損あり
制作日付
1935-00-00
コレクション